恩田陸 黒と茶の幻想(上)
好きな作家さんの本はすらすら読めます。
一日に300ページとか読めるから不思議です。
そういう作家さんは私の中で東野圭吾さん恩田陸さんなどなど。
今回は恩田陸さんの『黒と茶の幻想』のお話。この作品は上下刊に4章で構成されています。
2人の男と2人の女。
学生時代のとても仲の良い四人組。
その四人組が年を重ね再会したとき鹿児島の自然のなかをハイキングするという約束から始まります。
実際旅をする四人。
それぞれが、別々の家庭を持ち、円満な家庭もあれば、離婚直前という家庭もあり。
その中の男女2人は昔付き合っていた仲で良い別れ方をしなかった仲です。
なぜこの2人は険悪に別れたりしたのでしょうか?
その中で昔を思いを超したり、昔、謎だった事を「美しい謎」をテーマとして、謎解きを4人でする。
すでに解かれている謎もあれば、未解決のものもあり。
大まかにはそういう話です。
1章ずつ登場人物の目線から描かれています。
つまり、1章ごとに心情もその1人の登場人物だけに光が当てられているのです。
一冊を読み終えて分かったのはこの物語は過去に行方が分からなくなった人物が鍵となっているのです。
この謎が二冊に渡り「大きな謎」として続いています。
結末がかなり気になっています。
一冊の本の中では小さい謎、中くらいの謎、大きな謎などが主人公達の想像や実体験に基づき解かれたり、謎かけをしていきます。
近所でなぜ放火が起きたのか?
クラスの人の17人分もの家の表札がなぜ盗まれたのか?
親友はなぜ、殺されたのか?
親友はなぜ行方をくらませたのか?
色々な、謎が取り巻きます。
その、なぜ?なぜ?どうして!!!???という部分が多いから早く読み進められるのでしょう。
それだけではありません!
恩田陸さんの作品には空間の流れの速さが変わるのです。
昔と現在を行き来するけれど決して、ペースが同じではないのです。
時の流れが急にはやくなったり、急にゆっくりになったり、止まったり・・・
本当にその空間に吸い込まれる感じがあるから何とも不思議です。
下が楽しみです。
このブログを書いたら読みます!
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